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美しき国、心と身体を磨く正論ブログを目指す。

二度とない人生

”二度とない人生だから”

 
 二度とない人生だから

 一輪の花にも

 無限の愛をそそいでゆこう

 一羽の鳥の声にも

 無心の耳をかたむけてゆこう


 坂村真民さん、一日一言、ささやかなめぐりあいを見つめる詩である。


 人生の一期一会に、研ぎ澄まされた感性で向き合う女性、三宮麻由子さんは、4歳で突然光を失った。

 光を失っても、鳥のさえずりに、空の高さを、夜明けを、季節の移ろいを感じ取る。

 
 三宮麻由子さんの山の朝の印象は、

 「鳥たちの声は、人の匂いの染まる前の柔らかな光に乗ってやってくる。自然のサイクルが光を引っ張ってくること、天体の自転が生物の躍動を呼び覚ますことに、かぎりない美しさを覚えたのだ」(鳥が教えてくれた空)


 常人では感じ得ない、山の朝の感動を伝える。人間の感性も能力も、ダイヤモンドの原石のように磨かれることによって輝きを増し、素晴らしい人生を約束してくれる筈である。


参考図書

 「念ずれば花ひらく」の詩集

坂村真民一日一言―人生の詩、一念の言葉
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鳥が教えてくれた空 (集英社文庫)
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自分のうた

自分自身に


 他人を励ますことはできても

 自分を励ますことは難しい

 だから―というべきか

 しかし―というべきか

 自分がまだひらく花だと

 思える間はそう思うがいい
 
 すこしの気恥ずかしさに耐え

 少しの無理をしてでも

 淡い賑やかさのなかに

 自分を遊ばせておくのがいい


 「吉野弘 詩集」より


 時として、こだわりを捨て、他者を容認する時、自己が、そして道が見えてくるのかもしれない。

 道(タオ)のはたらき、それは進むことだけでなく、時としては、戻ることも、振り返ることもできる。


 参考図書


吉野弘詩集 (ハルキ文庫)
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starsポケットに詩集を
stars詩の良さ
starsピアノの旋律と共にこの詩人の世界を
stars詩を初めて読む人にも。
stars結婚式の祝辞で

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 何故かジャズ されどジャズ


四季
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夕焼け

「夕焼け」

 やさしい心の持ち主は

 いつでもどこでも

 われにもあらず受難者となる。

 何故って

 やさしい心の持ち主は

 他人のつらさを自分のつらさのように

 感じるから。

 やさしい心に責められながら

 娘は」どこまでゆけるだろう。

 下唇を噛んで

 つらい気持ちで

 美しい夕焼けも見ないで。

 
吉野 弘 さんの詩である。 


時が、そして年を重ねることにより、人は見えてくるものが違う。今まで見えなかったものが、ふと見えてくることがある。

 自分の正義を押し付けて、理解されない不条理を嘆く。しかし、理解されなくとも耐えることを覚えると、相手にも正義があることが見えてくる。

 遠藤周作氏は、「罪とは相手の人生を乗り越えて、そこに落とした傷を忘れてしまうこと」だと言った。

 相手とともに見る夕焼けは、きっと美しく輝くに違いない。



参考図書

二人が睦まじくいるためには
二人が睦まじくいるためには吉野 弘

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starsこれからも、いっそう睦まじくいきたいです
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花のうた

詩人 黒田三郎さんに、「見ることなく」という詩がある。


 「それを見ないわけではないのに

 勤めにいそぐ駅までの道の

 どのへんにこぶしが咲き

 れんぎょうが咲き

 沈丁花がかおるのかを

 僕は知らなかった  

 なんと多くのことに気がつかず

 ただひたすら道をいそいでいたことだろう

 遅刻すまいとただそのことしか

 念頭になかったかのように

 五十歳を過ぎたある日突然勤めを止め

 これからどうすればよいのか

 見当もつかなかったのに

 その日から僕には

 見えなかったものが見えるようになった

 いつも通る道のあちこちに

 さまざまの花が咲いているのが」


 「花のうた」 黒田三郎 (小学館刊行)より引用。


 何とも切ない、うたである。勤めている間に、何故見え
なかったのだろうか。

 この詩の主人公は、きっと精一杯働いていたのだろう。

 でも、働いているうちに、見る花のほうが、明日の、より
良い仕事への活力になる様な気がしてならない。

一心称名

 一心称名、 坂村真民氏の詩のタイトルである。


 念ずれば 花ひらく、 八字十音の真言の詩の連作である。
 


 念ずれば花ひらく

 念ずれば花ひらくと

 唱えればいいのです

 ただ、一心に唱えればいいのです


 花が咲くとか

 咲かぬとか

 そんな心配はいりません


 どうかあなたの花を

 あなたの心田(しんでん)に

 咲かせてください

 必ず花はひらきます



参考図書



詩集 念ずれば花ひらく
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