船場吉兆、問答無用、即退場!
一連の偽装表示事件で民事再生手続き中の船場吉兆で、
客の食べ残しを別の客に使い回していた問題が発覚した2日夜、
同社本店の山中啓司料理長が沈痛な表情で深く頭を下げた。
「一から再出発したい」と今年1月に本店の営業を再開したが、
使い回しの事実は公表していなかった。不正との決別を誓った
はずの女将の湯木佐知子社長(71)は「不在」として姿を見せず。
モラルを無視した老舗料亭の度重なる背信行為に、顧客らは
「誇りはないのか」とあきれた」
(MSN産経ニュース抜粋)
モラルとか誇りとかの問題以前に、この企業は、問答無用、
即退場である。吉兆グループの中からも、グループから出て
行ってもらいたい、の声が高い。当然であろう。
もはや謝罪も言い訳も通用しない。
恥ずかしくて人に言えないことを何故するのか、自分にも
世間にも甘えているのだ。
人間の真価は人が見ていない所で、いかに正直かいかに
努力をするかによって決まる。
まぐろ加工漁船、ファクトリーマネージャー、吉田憲一さんは言う。
「ずるはしないこと」
「ずるい人間の中にも、仕事を結構できるのがいますけどね。
ただこれはもう信用できない。見てる時と見てない時の差が
あるんで」。
吉田自身、つねに真摯(しんし)に仕事に向き合う。その姿勢
を部下に求める。(NHKスペシャル抜粋)
中国、後漢時代に、楊震という政府の長官の所へある男が
やって来て、「誰も見ていないから」と言って、お金を差し出
した。
この時、楊震は「天知り、地知り、我知り、子(相手)知る」
と言ってお金を拒否した。
これは、「後漢書ー楊震伝」にある「四知」というエピソード
です。
ドラッガー名言集の「仕事の哲学」でも、自己に厳しいギリシャ
の彫刻家、フェイディアスのエピソードを取り上げている。
人としての真っ当な道を歩むためには、人格の奥深いところで、
自分の仕事の流儀を貫けるかどうか、踏みとどまれるかどうか、
厳しい選択を乗り越えねばならない。
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