花はどこへ行った
この問いに、明確に答えることは難しい。
花は、人の奥深いところで、心の琴線に触れるのかも知れない。
考古学、美術史、民俗学の専門家たちも「花を愛でる」という
問いには、戸惑う。
哲学者ならばどうだろうか、とも思う。
「国家の品格」の著者、藤原正彦氏は、理論、原理より、「情緒」
が大切だという。
雪月花は、せつげっか、ではなく、情緒として「ゆき、つき、はな」
がいい。
まさに、花は美しい。それでいい。
世界の映画批評家が選出する映画、ベストワンに、25歳の
オーソン・ウエルズが1941年に制作した映画「市民ケーン」
がある。
新聞王ケーンの生涯を描いた作品である。
彼は、「バラのつぼみ」という謎の言葉を残してこの世を去った。
「花を愛でる」 「バラのつぼみ」に「何故」はない。
ひとの心は、ひとの心なのであろう。
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