解のない問題
数学には、「解のない問題」、「解があっても解けない方程式」
つまり答えのない問題も有る、という。
古代ギリシャに、三大難問があった。
角を三等分せよ
円と等面積の正方形を作れ
形が同じで体積を二倍にせよ
これらの問題が、不可能と証明されたのは十九世紀に
入ってからだという。
著者は言う。
『いかに解くべきか?」 ここに問題がある。この考えこそ
が、そもそもの大間違いだ。
問題には解(答え)のない問題もある。このことをギリシャの
三大難問は教えてくれる。
ここが肝要。 政治家にとっても、起業家にとっても、このこと
を覚る(さとる)ことが一番大切なのである」
数学の効用は、まさにここにある。今の学校教育では、解(根)
のない方程式があることなんて本気になって教えてくれない』
インドヒンドゥーの神、阿修羅は、あまりにも正義を主張しすぎて、
他の神々より天界から追放されてしまったという。
実社会では、答えは一つではない。正義も、真実も一つではない。
一つの答えを選択するのは容易ではない。他者を傷つけず、自己も
共同体も、ともに生きながらえる答えを見つけねばならない。
やわで身勝手な若者が育つ。思い通り行かない世間をねたみ暴発
する。真因は何か。対策は? この問いに答えは有るのか。
騒然たる世相である。 つらい選択に耐える精神を養うのは、学問
より、幼少期に受ける親たちの、子供たちの将来を見据えた公正な
スキンシップなのかも知れない。
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